レンタルサーバーは決まった、次はドメイン取得しよう

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レンタルサーバーは決まった、次はドメイン取得しよう

レンタルサーバーの契約が無事終了したらドメインの準備をしましょう。

ドメインがなぜ必要なのか?、何を比較してどこから購入すればよいのか?、ドメインに関する疑問を一つずつ解消していきましょう。

レンタルサーバーとドメインがセットになったプランを提供しているレンタルサーバーは下記から確認できます。

▼この記事の目次(もくじ)

  1. ドメインとは何か?
    1. ドメインはなぜ必要なのか?
      1. ドメインはインターネット上の住所
      2. ドメインで人間が分かりやすくサーバーを区別できる
    2. 無料で使えるサブドメインと有料の独自ドメイン(オリジナルドメイン)
      1. 無料で使えるサブドメインでいいじゃないか!?
      2. お金を払って独自ドメイン(オリジナルドメイン)を取る意味は?
      3. ドメインにも種類がある
      4. ドメインの種類によって価格が異なる
    3. ドメインを決める基準は?
      1. ドメインで検索順位が上がる?
      2. .comと.jpどちらが良いのか?
      3. わかりやすく短いドメインを選ぼう
  2. 独自ドメイン(オリジナルドメイン)を取ろう!
    1. どうやって独自ドメイン(オリジナルドメイン)を取るのか?
      1. インターネットで独自ドメイン(オリジナルドメイン)が取れる
      2. 独自ドメイン(オリジナルドメイン)を取るにはレジストラもしくは、その代理店を使う
    2. どんなドメイン販売業者があるのか?
      1. 老舗といえば「お名前.com」
      2. 安いといえば「ムームードメイン」
      3. 品揃えでいえば「ゴンベエドメイン」
    3. ドメイン取得業者をどうやって決めればよいのか?
      1. ドメイン取得業者の信頼性で決める
      2. ドメインの価格で決める
      3. 使うレンタルサーバーで決める
  3. ドメイン取得業者を比較してみよう!
    1. ドメイン取得業者の運用実績を比較する
    2. ドメイン取得価格を比較する
  4. まとめ

ドメインとは何か?

ドメインは、人間が覚えやすい単語や文字、数字、記号の組み合わせで、インターネット上にあるサーバーを特定するために使います。

ドメインには、英数字ドメインと日本語ドメインの二種類があります。

英数字ドメインの場合、3文字以上63文字以下の半角英数字(A~Z、0~9)と半角のハイフン「-」が使用できます。

日本語ドメインの場合は、全角・半角に関係なく、1文字以上15文字以下の全角ひらがな、カタカナ、漢字、半角英数字(A~Z、0~9)、半角のハイフン「-」、「・」「ヽ」「ヾ」「ゝ」「ゞ」「々」「ー」などが使用できます。

ドメインはなぜ必要なのか?

インターネットに無数に存在するサーバーを特定するためにドメインという名前を付けてアクセスできるようにします。

サーバーの特定には、IPアドレスという数字の組み合わせを使うことになるのですが、コンピューターにとっては、数字の組み合わせであるIPアドレスのままでも問題ないのですが、人間にとっては数字の組み合わせのままだと覚えるのが難しいため、覚えやすい文字の組み合わせであるドメインを使ってサーバーを特定しています。

ドメインはインターネット上の住所

ドメインは人間用、数字の組み合わせであるIPアドレスはコンピュータ用、どちらもインターネット上のサーバーの住所を特定するために使う情報になります。

ブラウザにドメインを入力するとサーバーの場所を特定するために、数字の組み合わせであるIPアドレスに変換するサーバーを介して、閲覧を希望するサーバーを特定し人間がIPアドレスを覚えることなく快適にインターネットを利用できるようになっています。

ドメインで人間が分かりやすくサーバーを区別できる

ちなみに、Yahoo!のIPアドレスは、
182.22.31.252
になります。
インターネットにおけるYahoo!が運営するサーバーの住所にあたります。

Yahoo!にアクセするために、上述の数字とピリオドを正しく入力する必要があるとなったらどうでしょう?

覚えるのも大変ですし、メモして都度確認するのも非常に面倒なことになるでしょう。

無料で使えるサブドメインと有料の独自ドメイン(オリジナルドメイン)

レンタルサーバーを借りると多くの場合、無料でサブドメインが使えるようになります。
(一部のレンタルサーバーでは、独自ドメイン(オリジナルドメイン)がレンタルサーバー費用に含まれている場合もあります。)

さくらインターネットの場合は、○○○.sakura.ne.jp(◯◯◯の部分は契約時に決めます)とさくらインターネットが保有している60種類のドメインの中から2つの希望するサブドメインの合計3つのサブドメインが無料で利用できます。

ドメインを自分で希望するものにしたいという場合は、お金を払って独自ドメイン(オリジナルドメイン)を購入する必要があります。

無料で使えるサブドメインでいいじゃないか!?

さくらインターネットの場合は、ドメインの構成要素である◯◯◯.□□□.△△△のうち、◯◯◯の部分だけを希望する文字列を変えられれば良いということであれば、□□□.△△△の部分は、さくらインターネットが保有している60種類から選ぶことができます。

60種類のドメインの中に気に入るものがあれば、無料で使えるのでお得ですよね。

お金を払って独自ドメイン(オリジナルドメイン)を取る意味は?

各レンタルサーバーが無料で提供してくれるサブドメインに気に入るものがなければ独自ドメイン(オリジナルドメイン)を購入する必要あります。

また、そもそも自分だけのドメインが欲しいという場合も独自ドメイン(オリジナルドメイン)を購入することになります。

独自ドメイン(オリジナルドメイン)を購入した場合、◯◯◯.□□□.△△△のうち□□□.△△△を決めることになりますが、○○○の部分によく使われている「www」を使ったり、○○○の部分をなしにして、□□□.△△△の部分だけを使うことが可能です。

https://www.□□□.△△△やhttps://□□□.△△△といった形でアクセスしてもらうことになります。

ちなみに、「www」はWorld Wide Web(ワールド ワイド ウェブ)の頭文字を取った略語で、このサーバーはWebサーバーですよという意味で慣例的に付けることは多いですが、それ以上の意味はなく、「www」を付けることは必須ではありません。

ドメインにも種類がある

ドメインには大きく分けて、半角英数字だけを使う「英数字ドメイン」と日本語も使える「日本語ドメイン」の二種類があります。

一時期は、「日本語ドメイン」がSEOに強いという噂や新しいもの好きが飛びついて人気になりましたが、主流は「英数字ドメイン」になります。

ドメインの種類によって価格が異なる

ドメインは、◯◯◯.□□□.△△△のうち、△△△の違いにより価格が変わってきます。

よく使われるものして、□□□.jp、□□□.com、□□□.net、□□□.infoなどがあり、ドメインを販売する会社として有名な「お名前.com」では520種類ものドメインを扱っています。

ドメインを決める基準は?

ドメインを取るということは、◯◯◯.□□□.△△△のうち、□□□.△△△を決めることになります。

□□□の部分は、わかりやすく覚えやすい短い文字列が良いでしょう。
ただし、短くしすぎて、意味がわからないものになってしまうようであれば、少しくらい長くなっても良いと思います。

△△△の部分は、ドメインの価格を左右するので、予算次第ということもありますが、.jp、.com、.net、.info、.biz、.orgあたりが人気があります。

.jpは値段が高いため予算が許せばということになります。

ドメインで検索順位が上がる?

昔は、◯◯◯.□□□.△△△のうち、順位が上がりやすい△△△とそうでない△△△があるという噂がありましたが、単なる噂です。

予算と好みに応じて好きなものを選んでよいでしょう。

.comと.jpどちらが良いのか?

二大人気ドメインといってよい.comと.jpですが、繰り返し書いている通り、予算と好み次第となりますが、Webサイト・ホームページの管理者が思うほど利用者は見てないので、価格の安い.comをおすすめします。

わかりやすく短いドメインを選ぼう

◯◯◯.□□□.△△△のうち、重要なのは、□□□になります。

なかなかドメインを覚えてもらう機会はないと思いますが、それでも覚えやすいことを考慮すると意味がある短い文字列ということになります。

独自ドメイン(オリジナルドメイン)を取ろう!

独自ドメインとレンタルサーバーをセットにしたプランを契約することでレンタルサーバーに取得したドメインを設定する手間が省けます。

面倒なドメイン設定を飛ばしてすぐにブログを書き始めたい方は、下記の記事を参考にレンタルサーバーとドメインのセットプランを検討してください。

レンタルサーバーが提供してくれる無料で使えるサブドメインもよいですが、せっかくWebサイト・ホームページを開設するわけですから、お金は少し掛かるものの自分の気に入ったドメインを取得して、情報を発信しましょう。

どうやって独自ドメイン(オリジナルドメイン)を取るのか?

ドメインの取得は難しくありません。
ただし、ドメインは早い者勝ちで同じドメインは取得できませんので、いくつか候補を考えてから実際の購入に臨みましょう。

インターネットで独自ドメイン(オリジナルドメイン)が取れる

ドメインの購入はインターネットで完結します。
クレジットカードで決済すれば、すぐに購入したドメインが使えるようになりますので、購入の際にはクレジットカードを使うことをおすすめします。

ドメインを取るにはレジストラもしくは、その代理店を使う

ドメインは、レジストラといわれるドメイン登録業者もしくは、その代理店から購入することができます。

Google等の検索エンジンで「ドメイン取得」等のキーワードで検索するとドメインが取得できるいくつかの販売Webサイトが出てきますので、その中からドメイン販売業者を選んで購入することになります。

どんなドメイン販売業者があるのか?

ドメイン販売業者は、15社の認定レジストラとその代理店に分けられますが、購入する側が意識する必要はありませんので、同一の扱いで紹介します。

販売する商品自体は同じなので大きな違いが生まれづらいですが、それでも各社様々な工夫により特色を出しています。

老舗といえば「お名前.com」

日本のドメイン販売の草分け的な存在です。2000年から運用をしており、信頼性や安心感の高いドメイン販売業者です。

安いといえば「ムームードメイン」

日本のドメイン販売の低価格化を引っ張った存在です。もし、ムームードメインがなければ、現在当たり前の、手頃な価格でのドメイン購入ができなかったり、その時期が来るのが遅かったかもしれません!?

品揃えでいえば「ゴンベエドメイン」

1,000種類のドメインを取扱います。お名前.comが520種類、ムームードメインが200種類の取扱いなので、まさに桁違い。
希少なドメインが欲しい人にとっては、唯一の選択肢になる可能性があります。

ドメイン取得業者をどうやって決めればよいのか?

差別化が難しいドメイン販売ですが、ドメイン取得業者を比較検討する際には、運用実績とドメインの価格、レンタルサーバーとの親和性を検討するとよいでしょう。

ドメイン取得業者の信頼性で決める

ドメインが使えなければ、Webサイト・ホームページが表示できなくなります。
Webサイト・ホームページを運用する際に重要な要素になりますので、信頼できるドメイン取得業者から購入をしましょう。

ドメインの価格で決める

単価が安いので大きな差は出ませんが、それでも無駄な出費は避けたいところです。
初年度は安く、二年目以降は通常価格に戻すという販売方法をとっているドメイン取得業者もありますので、数年運用するという前提で総額比較をしてください。

また、タイミングが合えばキャンペーンで安く取得できる場合もありますので、各社Webサイトを要チェックです。

使うレンタルサーバーで決める

契約しているレンタルサーバーがドメインの販売もしている場合は、そこでのドメイン取得を検討してください。

レンタルサーバーとの親和性が高いため設定が不要だったり、専門知識不要で簡単な操作でドメインの設定ができるというメリットがあります。
請求や問い合わせ先が同じというのも大きいです。

ただし、利便性と引き換えにドメイン価格が高い場合がありますので、注意してください。

ドメイン取得業者を比較してみよう!

主要なドメイン取得業者をピックアップして運用実績と取得価格で比較してみましょう。

ドメイン取得業者の運用実績を比較する

登録件数では、お名前.comが圧倒的な実績を誇っています。

登録件数は、早くからドメイン取得のサービスを開始しているというのも大きな要素ですが、長期間の運用実績があるというのは購入する側としては安心感がありますね。

※表は、横にスクロールしますので、表を横方向にスワイプしてご覧ください。

ドメイン取得業者登録件数サービス開始日
お名前.com2,400万件2000年8月
value-domain
(バリュードメイン)
600万件2002年1月
MuuMuu Domain!
(ムームードメイン)
“"
400万件2004年1月
Star Domain
(スタードメイン)
70万件2009年7月
DOMAIN KING
(ドメインキング)
公表なし2010年6月
Xdomain
(エックスドメイン)
公表なし2013年8月
Gonbei Domain
(ゴンベエドメイン)
公表なし2009年6月

2020年11月現在の数字になります。

ドメイン取得価格を比較する

取得価格の比較になります。
大きな差はありませんが、それでも数百円レベルの差はあります。

カッコ内の金額は、二年目以降に価格が上がった場合の金額になります。
初年度だけではなく複数年Webサイト・ホームページを運用する前提でトータルの費用を比較してみてください。

※表は、横にスクロールしますので、表を横方向にスワイプしてご覧ください。

ドメイン取得業者.jp価格
(ローマ字)
.com価格.net価格.info価格
お名前.com1,060円
(2,840円)
240円
(1,280円)
140円
(1,480円)
260円
(1,480円)
value-domain
(バリュードメイン)
2,840円920円
(1,280円)
720円
(1,480円)
269円
(1,480円)
MuuMuu Domain!
(ムームードメイン)
“"
1,850円
(3,040円)
 1,160円
(1,480円)
720円
(1,480円)
50円
(1,680円)
Star Domain
(スタードメイン)
2,360円880円
(1,180円)
1,180円
(1,380円)
380円
(1,480円)
DOMAIN KING
(ドメインキング)
2,838円1,380円1,380円1,480円
Xdomain
(エックスドメイン)
1,080円
(2,820円)
260円
(1,180円)
160円
(1,380円)
280円
(1,480円)
Gonbei Domain
(ゴンベエドメイン)
2,840円1,280円1,480円1,780円

2020年11月現在の数字になります。
表示価格は税抜です。
二年目以降に金額が変わる場合は、カッコ内に書きました。

まとめ

二年目以降は、価格的に大差ありませんので、初年度の取得費用の安さで選ぶか、契約しているレンタルサーバー会社が提供、もしくは推奨するドメイン取得サービスを利用するして、問い合わせ先、請求先を統一し、設定や等で楽するかの二択だと思います。

何もなければ、運用実績、価格の両面でお名前.comがベストの選択になります。