テスト環境・ステージング環境を提供しているレンタルサーバー

レンタルサーバーを評価する項目にテスト環境・ステージング環境の有無は入っているでしょうか?
普及している機能ではありませんが、テスト環境・ステージング環境が提供されているレンタルサーバーを使うことでサイトを運用する際のリスクを低減させることが可能です。
テスト環境・ステージング環境のメリット
サイトを修正する方法としては、公開しているサイトを直接修正するか、確認用のサイトを作り修正・確認後に同じ修正を公開しているサイトに反映する方法があります。
小さな修正であれば公開しているサイトを直接修正する方法で問題が発生することは少ないのですが、大規模な修正の場合、公開しているサイトに直接実施した結果、最悪動かなくなる可能性があります。
確認用のサイトを作れば手間が掛かりますし、修正内容を公開サイトへ反映漏れがあれば動かない場合やレイアウトが崩れるといったトラブルが発生し、一連の作業の複雑性を考えると修正を諦めることも出てくるでしょう。
このような問題を解消してくれるのがテスト環境・ステージング環境を提供しているレンタルサーバーです。
テスト環境・ステージング環境を提供しているレンタルサーバーでは、公開しているサイトとは別の非公開サイトを使いサイトの修正をおこない、動作・表示確認後に公開サイトへの反映が簡単にできます。
テスト環境・ステージング環境を提供しているレンタルサーバー一覧
主要なレンタルサーバーを調査した結果です。
テスト環境・ステージング環境を提供しているレンタルーサーバーはまだまだ少なく、提供しているレンタルサーバーの価値は高いです。
※表は、横にスクロールしますので、表を横方向にスワイプしてご覧ください。
注1 有料オプションでステージング環境機能を提供
「テスト環境・ステージング環境を提供しているレンタルサーバー」まとめ
追加費用なしでテスト環境・ステージング環境を提供しているレンタルサーバーは、さくらのレンタルサーバー 、CPIレンタルサーバー 、Z.com WP(ゼットコム ダブリュピー) の3つのレンタルサーバーしかありません。
CPIレンタルサーバーは、月額費用3,800円と個人で利用するには高額のため法人サイトを運営する人向けのレンタルサーバーです。
個人でレンタルサーバーを使う場合は、さくらのレンタルサーバーかZ.com WP(ゼットコム ダブリュピー)の二択になります。
コスト比較では、Z.com WP(ゼットコム ダブリュピー)のエントリープランが月額400円、さくらのレンタルサーバーのスタンダードプランが月額397円と大差はありませんが、ディスク容量10倍、転送量約5倍のさくらのレンタルサーバー のスタンダードプランをオススメします。
テスト環境・ステージング環境を使いこなすためには慣れが必要ですが、大きなサイト改修をする際に役立つ機能です。