WordPressとはてなブログどっちがいいの?【2025年版】

WordPressとはてなブログどっちがいいの?

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ブログをはじめる方法には、ブログサービスを利用する方法とレンタルサーバーを借りてWordPress(ワードプレス)を使う2つの方法があります。

人気ブログサービスの「はてなブログ」とWordPressのメリット、デメリットを比較し、最適なブログの始め方をお伝えします。

結論としては、日記であればブログサービス(はてなブログ)、収益化であればWordPressですが、結論に至った理由を一つ一つ解説します。

この記事を読んで分かること
  • はてなブログのメリットとデメリットがわかる
  • WordPressのメリットとデメリットがわかる
  • 目的に応じたブログの始め方がわかる

ブログサービスの比較

ブログサービスの比較

はじめに主要なブログサービスの比較です。

収益化に関連する機能

収益化に関連する機能の比較です。

はてなブログ
(無料版)
Amebaブログ
(無料版)
note
(無料版)
FC2ブログ
(無料版)
楽天ブログライブドアブログ
広告非表示××××※3
独自ドメイン使用×××※1×
外部リンク×
Googleアドセンス設置×××※2×※2
A8広告設置××
ブログサービスの収益化に関連する機能

※1 FCドメインで取得した独自ドメインは利用可能です。

※2 独自ドメイン利用時はGoogleアドセンスの設置が可能です。

※3 PC版は設定で広告を非表示にすることが可能です。

収益化の方法として人気のGoogleアドセンスですが、独自ドメインで運営するブログしか申請できません。

独自ドメインの利用が許可されていないブログサービスでは、Googleアドセンスの設置ができないことになります。

独自ドメインの取得が許可されているFCブログとライブドアブログの2つで、Googleアドセンスを使うことができます。

A8などのアフィリエイトリンクは、Amebaブログ、楽天ブログ以外は設置可能です。

有料プランの価格

続いて、有料プランの価格比較です。

はてなブログAmebaブログnoteFC2ブログ楽天ブログライブドアブログ
有料プラン
(月額)
1ヶ月コース:1,008円
1年コース:703円
2年コース:600円
プラスプラン:980円
ライトプラン:1,490円
スタンダードプラン:2,490円
プレミアム会員:500円
1ヶ月プラン:300円
年間プラン:275円
有料プラン
なし
有料プラン
なし
ブログサービスの有料プラン価格

楽天ブログとライブドアブログには有料プランがありません

有料プランの機能

有料プランの主な機能比較です。

対象は、有料機能が提供されている、はてなブログ、Amebaブログ、note、FC2ブログです。

はてなブログ
(有料版)
Amebaブログ
(有料版)
note
(有料版)
FC2ブログ
(有料版)
独自ドメイン許可××※3
広告非表示※3
容量アップ※1
Googleアドセンス設置※2××
ブログサービスの有料プランで提供される機能

※1 ブログサービスごとに画像容量増加や全体容量増加など違いがあります。

※2 独自ドメイン取得が前提です。

※3 noteでは元々広告が表示されません。

※4 無料プランでも独自ドメインを使えますが、FC2ドメイン以外の他社ドメインも使えるようになります。

はてなブログは、有料版で独自ドメインを使用することができます

元々、広告非掲載のnote以外は、広告が表示されなくなります

ブログサービス比較まとめ

ブログサービス比較のまとめです。

日記的な用途で使う場合は、どのサービスも素晴らしいので、雰囲気など直感的に気に入ったブログサービスを使えばいいと思います。

ただ、ブログの収益化を目的にする場合は、正しい選択が必要です。

ブログ収益化に必要な要素の対応状況をまとめました。

収益化を目指せるブログサービス
  • Googleアドセンスが使えるのは、はてなブログ(有料版)、FC2ブログ、ライブドアブログ
  • 独自ドメインが使えるのは、はてなブログ(有料版)、FC2ブログ、ライブドアブログ
  • 広告を非表示にできるのは、はてなブログ(有料版)、Amebaブログ(有料版)、note、FC2ブログ(有料版)、ライブドアブログ(PCのみ)
  • A8などのアフィリエイトが使えるのは、はてなブログ、note、FC2ブログ、ライブドアブログ

独自ドメイン取得、Googleアドセンス利用、広告の非表示、アフリエイトのすべてをできるのは、はてなブログ(有料版)とFC2ブログの2つです。

FC2ブログはアダルトの印象が強く、抵抗を感じる人もいると思うので、収益化を目指すブログには「はてなブログ(有料版)」がベストです。

はてなブログのメリット

はてなブログ

ブログ収益化に最適な「はてなブログ」のメリットとデメリットを解説します。

最初は、はてなブログの人気を理解するためにメリットの確認です。

無料で気軽にブログを始められる

はてなブログには、無料版と有料版のはてなブログProがあります。

無料版には機能制限が掛かっていますが、無料ですぐにブログを始められます

はてなブログを始めるためには、ID、パスワード、メールアドレスを登録して、はてなIDの取得が必要です。

はてなID取得後は、

◯◯◯.hatenablog.com

◯◯◯.hatenablog.jp

◯◯◯.hateblo.jp

◯◯◯.hatenadiary.com

◯◯◯.hatenadiary.jp

の中からドメインを選び、◯◯◯の部分に好きな英数字を入れるだけです。

たったこれだけで気軽にブログを始められるのが、はてなブログが人気の理由です。

記事を書くことに集中できる

はてなブログは利用登録後、ブログのタイトルを決めてしまえば、すぐに記事が書けます。

ブログのタイトル以外にもブログの説明文登録、デザイン変更といった設定が可能ですが、設定は後回しにして、記事が書けます。

各種設定は、入力欄へのテキスト登録や選択肢の中から選ぶだけなので、迷うことはありません。

投稿画面はシンプルに作られており、初めての利用でも直感的に記事を書くことができます

プレビュー画面で表示を確認し、ユーザーからの見え方を意識しながら記事を書けます。

ブログのインストール、設定やデザインなどに時間を取られず、「記事を書く」ことに集中できるのが、はてなブログの魅力です。

集客の仕組みが提供されている

3つ目のメリットは、ブログの集客です。

はてなブログには、記事の露出先があります。

例えば、週刊はてなブログでは、話題の記事や人気記事ランキングを掲載し、読者の目に触れる機会を作っています。

ブログ公開直後は、誰の目にもふれにくいのが普通ですが、はてなブログ側で露出する機会を提供してくれます。

記事の露出機会があり、内容が魅力的であれば、さらに表示される好循環が生まれます。

見てくれる読者がいれば、記事を書くモチベーションを保つことができます

はてなブログのデメリット

はてなブログのメリットの次は、デメリットを解説します。

広告非表示や独自ドメインを使うためには有料版が必要

ブログを書くだけであれば無料版のはてなブログで十分ですが、ブログの収益化を目的にする場合は、有料版の「はてなブログPro」が必要です。

はてなブログProの契約で使えるようになる主な機能です。

はてなブログProで使える機能
  • 広告非表示
  • 独自ドメイン利用
  • カスタマイズ箇所の増加
  • 自己紹介やリンク集などのページ作成
  • 写真アップロード容量の増加(月300MB→月3,000MB)

収益化を目的にする場合、広告非表示は絶対に必要です。

自分の広告を見てもらいたいのに、その前に、はてなブログが出す広告に誘導されてしまったら機会損失です。

収益化に独自ドメイン利用は絶対ではありませんが、Googleアドセンスの申請には独自ドメインが必要です

カスタマイズ箇所と作れるページの増加は、最初は不要だとしても収益化していく過程で欲しくなります。

はてなブログProの利用料金は下記の通りです。

契約期間月額(税込)年額(税込)
1ヶ月契約1,008円12,096円
12ヶ月契約703円8,436円
24ヶ月契約600円7,200円
はてなブログPro料金表

12ヶ月契約は、1ヶ月契約の30%引き、24ヶ月契約は、1ヶ月契約の40%引きです。

独自ドメインを取得する場合は、はてなブログProの料金に加え、2〜3,000円程度のドメイン費用も必要です。

意外と多くのお金がかかってしまうことがわかります。

カスタマイズに制約が発生するはてなブログ

ブログサービスは、たくさんの人に使ってもらうことを前提に作られているため、利用者が好き勝手に変更できません

変更が許可された範囲内で、ブログ運営をしなければいけません。

有料のはてなブログProを契約すること自由度は増えますが、それでも制約はあります

他のブログと同じことがやりたくても、はてなブログで許可されていなければできません。

すぐに使え、制約があることでわかりやすい反面、自由は低くなります。

サービス改悪、終了の可能性がある

はてなブログを提供している株式会社はてなは、東京グロース市場上場会社です。

株式上場ができる企業規模は安心材料ですが、上場しているがゆえに株主の意向に逆らえないという側面もあります。

将来、収益が悪化した時に、会社としてサービスを続けたくとも、株主の意向で、はてなブログが閉鎖となる可能性はあります。

また、サービスが無くならないまでも、運用方針の変更により利用者に不利な変更が入ることもあります。

ブログサービスは便利な反面、運営企業の意向や都合で何が起こるかわからないというリスクがあります。

WordPress(ワードプレス)のメリット

はてなブログのメリットとデメリットに続き、WordPressのメリットを見ていきます。

はてなブログは国内のブログサービスですが、WordPressは日本だけではなく、世界中で使われている人気CMS(コンテンツ・マネージメント・システム)です。

日本、そして世界で使われている理由を解説します。

カスタマイズ自由、理想のブログが作れるWordPress

WordPressを使えば、自分の理想とするブログが作れます。

好きなデザインを選び、プラグインと呼ばれるプログラムをインストールすれば、機能強化や表示速度アップなど、やりたいことが簡単に実現できます。

インターネットを探せばWordPressを良くするアイディアが大量に見つかります

また、WordPress関連書籍も豊富にあります。

WordPressは、学べば学ぶほど理想のブログを作ることができます。

WordPressの所有者は自分

ブログサービスは、運営企業の方針でサービスが停止する可能性がありますが、 WordPressにはそのようなリスクはありません

レンタルサーバーが使えなくなったとしても、他のレンタルサーバーにWordPressを引っ越せばいいだけです。

第三者の意向で、使えなくなったり、不都合が生じることはありません

自ら所有しているメリットを実感する機会は少ないですが、実は大きなメリットです。

ブログを自ら所有するメリットは下記の記事にも書いています。

WordPressはSEOに強い

元GoogleのSEO担当が認めるように、WordPressはSEOに強いブログが作れます

Googleでよい結果を残したいなら、WordPressは賢い選択。
WordPressは、その技巧の80-90%をSEOに対して気遣っている。
WPを使えばそれだけで上位表示できるということではなく、WPにはSEOに適した仕組みがたくさん備わっているうえに、簡単に使えるということでしょう。

WordPressブログSEOをGoogleのMatt Cuttsが語る From WordCamp 2009

WordPressを使うだけでSEO対策になりますが、完璧かというと、そうではありません。

表示速度の改善、パンくずリスト、検索エンジンへインディックスを促すsitemap.xml生成等、デザイン面の対策やSEO対策に有効なプラグインをインストールが必要です。

WordPress(ワードプレス)のデメリット

WordPressにもデメリットはあります。

自由であるがゆえのマイナス面もあります。

WordPressは運用が必要

WordPressは、日本だけではなく世界的に人気のあるため、攻撃者に標的になります。

被害に遭わないためには、WordPress本体、プラグイン、テーマを常に最新に保つ必要があります

アップデートはボタンひとつですが、アップデート後に表示が崩れたり、動かないといったトラブルが起きた場合には復旧も必要です

WordPressのカスタマイズには知識が必要

WordPressは世界中のデザイナーが作ったデザインと世界中のエンジニアが開発した機能が使えます。

自由度が高く、大概のことは実装できますが、アイディアを実現するためには知識が必要になることがあります。

インターネットや書籍で情報を探せますが、これを楽しいと思えるか、苦痛に感じるかは評価の分かれるところです。

WordPressのアップデート同様、バックアップを取って壊れても戻せる状態にするなどの対策も必要です。

サーバーやドメインの準備、WordPressのインストールが必要

WordPressを使うためには、レンタルサーバーを契約し、ドメインを取得し、WordPressのインストール・設定が必要です。

慣れている人にとっては簡単な作業ですが、初心者は専門用語に参ってしまうかもしれません

最近は、レンタルサーバー契約と同時にドメイン取得、WordPressのインストールできるレンタルサーバーも増えていますので、怖がらずにチャレンジしてみてください。

おすすめのレンタルサーバーはドメイン永久無料、国内シェアNo.1のエックスサーバーです。

電話サポートがついているため、わからないことがあれば電話で聞けます。

WordPressのインストールもレンタルサーバー契約と同時にできるので安心です。

さらにキャンペーンを使えば安くエックスサーバーと契約ができます。

WordPress(ワードプレス) vs はてなブログ

WordPress(ワードプレス) vs はてなブログ

WordPressとはてなブログそれぞれのメリットとデメリットを理解した上で、費用面、集客面、管理面の3つを比較します。

無料で使えるはてなブログが費用面で有利!?

はてなブログは無料で使えますが、広告が入る無料版ではブログの収益化は厳しすぎます。

WordPressの費用をゼロにするには、広告が入る無料レンタルサーバーを使う方法があります。

しかし、無料レンタルサーバーは、ディスク容量や転送量に制限があるため、ずっと使い続けられるわけではありません。

どちらも無料だと限界があります。

では、有料を前提にした場合はどうでしょうか?

WordPressとはてなブログの費用は下記のようになります。

月額料金年額
はてなブログ(月額)1,008円12,096円
はてなブログ(1年契約)703円8,434円
はてなブログ(2年契約)600円7,200円
ロリポップ!ライトプラン495円5,940円
エックスサーバー スタンダードプラン1,100円13,200円
コノハウイングWINGパック ベーシック1,452円17,424円
はてなブログ有料版費用とレンタルサーバー費用

レンタルサーバーは12ヶ月契約時の価格です。

条件を12ヶ月契約に合わせると、はてなブログは月額703円、ロリポップ!ライトプランの方が月額208円、年額2,494円安くなります

さらにエックスサーバーとコノハウイングはドメイン永久無料に加え、常時実施しているキャンペーンで30%〜50%引きで契約可能です。

レンタルサーバーを借りた場合、WordPressのインストール作業が必要となるため単純な比較はできませんが、出費だけを見れば、レンタルサーバーの方が安く済みます

はてなブログは集客面で有利!?

集客では、プラットフォームとして送客機能を持っているはてなブログが有利です。

ブログの人気が上がっていく過程で優位性は徐々に薄れますが、集客の仕組みを持っているはてなブログには大きなアドバンテージがあります。

集客の仕組みを持たないWordPressは、SEO対策やSNSを使い読者を呼び込む必要があります

自由度ならWordPressが有利!?

はてなブログも有料版を契約すれば自由度は増しますが、自由度の高さではWordPressにかないません

WordPressは自由度が高いといっても恐れることはありません。

例えば、エックスサーバーが作っているテーマをインストールすれば素敵なブログが一瞬で出来あがります。

テーマを決め、必要なプラグインをインストールすればブログは書けます。

運用していく中で不満や理想のブログが見つかった時、WordPressの自由度は大きなメリットです。

「WordPressとはてなブログどっちがいいの?」まとめ

「WordPressとはてなブログどっちがいいの?」まとめ

最後まで読んでいただきありがとうございます。

まとめ
  • 日記的なものであれば、気軽にはじめられる「はてなブログ」がおすすめ
  • はてなブログの有料版は安くはない
  • 収益を目標にするのであれば、自由度の高い「WordPress」がおすすめ
  • 今のWordPressはインストール簡単
  • 所有できるWordPressのメリットは大きい

WordPressとはてなブログ、どちらを使いたいと思ったでしょうか?

はてなブログで日記を書きたい場合は大賛成です。

稼ぐ目的ではてなブログを使う場合は、ちょっと待ってください

広告非表示、独自ドメインが使える有料版は安くありません。

また、有料版とはいえ制約があり、運営側の都合でサービスが終わるリスクもあります。

もちろんはてなブログにもメリットもありますが、長い目で見た時にWordPressのメリットは大きく、収益化を目指している場合、WordPressが圧倒的に有利です。

WordPress成功のノウハウは、インターネットや書籍に溢れています。

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