レンタルサーバー選びの基礎知識

レンタルサーバーの基礎用語集

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レンタルサーバーを比較、検討をする際に出てくるレンタルサーバーの基礎用語をていねいかつ、分かりやすくまとめました。 ▼この記事の目次(もくじ)
  1. ディスク容量
  2. HDD(ハードディスクドライブ)
  3. SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)
  4. 転送量
  5. マルチドメイン
  6. 無料SSL(エスエスエル)
  7. WordPress(ワードプレス)

ディスク容量

レンタルサーバーのHDD(ハードディスクドライブ)または、SSD(エスエスディー)にテキストやHTML、画像等をアップロードできる上限になります。 ディスク容量が多いほど、たくさんのデータを保存することができますが、費用は高くなります。 また、同じディスク容量の場合、SSD(エスエスディー)の方がHDD(ハードディスクドライブ)よりも高くなる傾向があります。 レンタルサーバーを比較する際には、ディスク容量だけではなく、ディスクの種類、ディスク容量として計算されるデータの範囲についても確認しましょう。 レンタルサーバー比較のポイント ・ディスク容量の大きさ ・HDD(ハードディスクドライブ)なのかSSD(エスエスディー)なのか? ・メールのデータがディスク容量に含まれるのか、含まれないのか? ・データベースに保存されたデータがディスク容量に含まれるのか、含まれないのか? ・バックアップのデータがディスク容量に含まれるのか、含まれないのか?

HDD(ハードディスクドライブ)

HDD(ハードディスクドライブ)は、レンタルサーバーのデータを保存する記憶装置(ストレージ)の種類になります。 最近では、HDD(ハードディスクドライブ)の変わりに、SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)と呼ばれる高速な記憶装置(ストレージ)を搭載したレンタルサーバーが増えています。 安価なレンタルサーバーは、HDD(ハードディスクドライブ)を採用しえいるケースが多く、また、容量もHDD(ハードディスクドライブ)の方が大きい傾向にあります。 ただし、ホームページ・Webサイトの表示速度は、サイト閲覧者のストレスを軽減し、また、SEO効果も期待できるため予算が許せばSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)搭載のレンタルサーバーを選択しましょう。

SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)

SSDは、ソリッド・ステート・ドライブの頭文字をとった略称で、一般的にはエスエスディーと読みます。 HDD(ハードディスクドライブ)よりも高速なデータの読み書き可能な反面コストが高くなる傾向があります。 最近は、容量こそHDD(ハードディスクドライブ)よりも小さいですが比較的安価なSSD(ソリッド・ステート・ドライブ)搭載のレンタルサーバーが登場しています。 ホームページ・Webサイトの高速表示は、大きな武器になりますので、コストの比較だけではなく、効果を見据えて極力SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)搭載のレンタルサーバーを選択しましょう。

転送量

ホームページ・Webサイトにアクセスがあった際に、レンタルサーバーから閲覧者のブラウザへ送信されたHTMLファイル、CSSファイル、JS(JavaScript)ファイル、画像、動画等の総容量のことです。 1ページに含まれているコンテンツが多いほど転送量も大きくなります。 テキストファイル(HTMLファイル、CSSファイル、JS(JavaScript)ファイル)、画像、動画の順に大きな転送量が必要になります。 多くのレンタルサーバーでは、プランで定められた転送量を超えると制限が掛けられて、結果的にホームページ・Webサイトの表示速度が遅くなり、閲覧者のストレスとなります。 転送量は一般的に1ヶ月毎にリセットされます。 画像のダウンロードサイトや動画をたくさん入れているサイトであれば、転送量を重視したレンタルサーバー選びが必要になります。 多くはありませんが、転送量を超えた際に追加料金が発生するレンタルサーバーもありますので、ホームページ・Webサイトの目的を考慮してレンタルサーバーを比較する必要がありあります。 無料や極端に安いレンタルサーバーで無い限り、一般的なホームページ・Webサイトであれば、転送量を意識をする必要はありません。

マルチドメイン

マルチドメインとは、一つのレンタルサーバー契約で複数のドメインが利用可能なサービスのことです。 1つのドメインにテーマの異なるコンテンツを混在させると、検索エンジンからの評価が低くなるといわれており、SEO的にマイナス要因になります。 マルチドメインに対応しているレンタルサーバーでは、複数のレンタルサーバを契約をすることなくドメインごとに異なるホームページ・Webサイトを制作し公開することが可能です。 ドメインごとにレンタルサーバーの契約をする必要がなくなるので、コスト削減やレンタルサーバーの有効活用が可能というメリットがある反面、レンタルサーバーにトラブルが発生した際には、すべてのホームページ・Webサイトに影響が出るというデメリットがあります。 ほとんどのレンタルサーバーでマルチドメインが対応されていますが、WordPress専用で高速表示可能なレンタルサーバーでは、コストを押さえるためにひとつの契約でひとつのドメイン(ひとつのWordPress)しか使えないレンタルサーバーが増えています。

無料SSL(エスエスエル)

SSLは、Secure Sockets Layerの略称でエスエスエルと読みます。 認証局が発行したSSLサーバー証明書をサーバにインストールすることで、サーバーとブラウザ間のデータ通信経路を暗号化し、安全にデータの送受信ができるようになります。 以前は、SSLサーバー証明書を発行するために数万円のコストが掛かることもあり、個人情報やクレジットカード情報などの重要なデータを送信する必要があるホームページ・Webサイトが該当するページだけをSSL化(URLがhttps://〜になります)していましたが、個人情報の保護に加え、プライバシー保護の観点から閲覧してるページが第三者にわからないようにするための全ページのSSL化が進んでいます。 また、GoogleはSSL導入が検索エンジンの表示順に影響をすることを公表している点も普及を加速させています。 従来、数万円のコストが掛かったSSLサーバー証明書を無料(タダ)で発行し、サーバーにインストールできる無料SSLがコスト面からの普及を後押ししています。 有名な無料SSLサーバー証明書としては、 Internet Security Research Group(ISRG)が運営するLet’s Encrypt(レッツ エンクリプト)があります。 無料で提供されるLet’s Encrypt(レッツ エンクリプト)SSLサーバー証明書に不安を持つ人もいると思いますが、Google(正確にいうとChrome)、Facebook(フェイスブック)、Mozilla(Firefoxを提供している団体)がスポンサーに名を連ねていると分かれば安心できます。 Let’s Encrypt(レッツ エンクリプト)を中心に無料で使えるSSLサーバー証明書を提供しているレンタルサーバーが増えています。 レンタルサーバーを比較する際には、無料でSSLサーバー証明書を使えるかという点も確認しましょう。

WordPress(ワードプレス)

日本だけでなく世界で最も利用されているCMS(コンテンツマネジメントシステム)がWordPress(ワードプレス)です。 世界中の開発者が便利な機能をプラグインという形で無償もしくは有償で提供し、世界中のデザイナーが美しく機能的なデザインをテーマという形で無償もしくは有償で提供してくれます。 人気が高いため悪意を持ったクラッカーに常に脆弱性を狙われているというデメリットがありますので、WordPress(ワードプレス)本体、プラグイン、テーマを常に最新バージョンに保つことがセキュリティを確保する上で最も大切になります。