不慮の事故や過去のデータが必要になったときにないと困るのがバックアップ。
データ喪失リスクが分かっていれば事前にバックアップをとることができますが、大概のトラブルは準備ができていない状況で発生します。
利用者が設定することになく自動バックアップに対応しているレンタルサーバーは、レンタルサーバー選びの重要なポイントです。
自動バックアップとは?
自動バックアップは、レンタルサーバー運営側がサービスの一つとして、毎日決められた時間にデータのバックアップを取得してくれるサービスです。
利用者側が操作することなく自動で毎日バックアップを取得してくれるためデータが必要になった際には、バックアップを取得時点のデータまで復旧することが可能です。
バックアップには、利用者が必要なタイミングでバックアップを取得する手動バックアップもあります。
WordPressのバージョンアップなどリスクが最初から分かっているときには手動で直前のバックアップを取得し問題が発生すれば取得したバックアップを復旧に使えるのですが、不慮の事故でデータを失った場合には自動バックアップからデータを復旧することになります。
自動バックアップに対応していないレンタルサーバーで不慮の事故でデータを失った場合は、過去に手動で取得したバックアップまでデータを戻す必要があります。
無料で自動バックアップに対応しているレンタルサーバー一覧
主要レンタルサーバーで無料の自動バックアップへの対応状況を一覧にまとめました。
無料で自動バックアップに対応しているレンタルサーバーの場合は、何日分のバックアップが保持されるか記載してあります。
注釈が付いているレタルサーバーは、対応する番号を確認してください。
※表は、横にスクロールしますので、表を横方向にスワイプしてご覧ください。
注1 不慮の事故を想定しレンタルサーバー側でおこなうバックアップは実施(ユーザー都合で提供されない運営上のバックアップ)。また、利用者が自らが設定することで最大8世代の定期的なバックアップ環境の構築可能。
注2 最大7世代のバックアップ有料オプションがあります。(ハイスピードプラン・エンタープライズプランは無料)
注3 Web・メールデータは過去7日分、MySQLデータベースは過去14日分のバックアップを取得
注4 最大7世代のバックアップ有料オプションがあります。
注5 不慮の事故を想定しレンタルサーバー側でおこなうバックアップは実施(ユーザー都合で提供されない運営上のバックアップ)。
注6 バックアップ有料オプションがあります。
注7 指定したスケジュールで一世代のバックアップ機能あり。また、世代管理可能なバックアップ有料オプションがあります。
注8 容量上限10GBまで
注9 CORE-Cプランのみ対応
「無料で自動バックアップに対応しているレンタルサーバー」まとめ
26社のレンタルサーバーのうち、12社のレンタルサーバーが無料で自動バックアップに対応しています。
バックアップ保有日数の最長は、CPIレンタルサーバー の30日、14日分のバックアップを保持するレンタルサーバーが最も多かったです。
いつ不慮の事故が発生してデータを失うのかわからないことを考えると、無料で自動バックアップに対応していないレンタルサーバーは選択肢から外しましょう。
自動バックアップで一歩抜けているのは、ColorfulBox(カラフルボックス)です。
ColorfulBox(カラフルボックス)は、希望したレンタルサーバーの設置場所と離れた場所にバックアップを保持し(西日本のレンタルサーバーを選べばバックアップは東日本、東日本のレンタルサーバーを選べばバックアップは西日本)、月額480円で災害時にも安心して使えるレンタルサーバーです。
無料で手動バックアップに対応しているレンタルサーバーは下記の記事で確認できます。
バックアップからの復元(リストア)に無料で対応しているレンタルサーバーは下記の記事で確認できます。